紫外線療法は古くから乾癬や尋常性白斑(しろなまず)、掌蹠膿胞症などに行われてきました。その作用機序は皮膚の免疫反応や炎症反応を抑制することにより効果を表すとされています。従来の方法は紫外線に敏感にする物質を内服したり外用したりして、効果を良くする必要がありました。当院に設置した紫外線照射装置は害の少ない有効な波長のみを照射することのできるナローバンドUVB照射装置です。
従来の方法よりも日焼けの炎症や色素沈着はおこりにくく照射時間も短時間で効果的です。小児、妊婦の方も可能です。
乾癬、類乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿胞症、菌状息肉症、急性痘瘡状苔癬様粃糖疹、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎、透析後掻痒症、結節性痒疹 などに有効性が報告されています。